食事摂取基準
覚えるべき5つの項目
a 「推定平均必要量」
b 「推奨量」
c 「目安量」
d 「耐用上限量」
+「目標量」
推定平均必要量
50%の人が必要量を満たす量のこと。摂取が足りていない栄養素に設定されている。三大栄養素ではタンパク質のみが含まれている。
推奨量
98%の人が必要量を満たす量のこと。推定平均必要量と同様に、不足している栄養素に設定が設けられているためほとんど項目は同じだが、ナトリウムのみ外されている。
目安量
推定平均必要量と推奨量で科学的根拠のない栄養素において設定された値である。そのため、ビタミンとミネラルにおいては推定平均必要量で設定されていない項目が目安量として設定されている。
「推定平均必両量の項目」+「目安量の項目」=「全ビタミン、ミネラルの項目」
耐用上限量
上限量ということで、取りすぎると身体に害がある栄養素に設けられた項目である。ビタミンはA,D,E,ナイアシン,B₆,葉酸の6項目とNa,K,Crを除いたミネラルに設定されている。
目標量
生活習慣病を予防するための基準値で唯一グラフには載ってない値である。この項目は、肥満や高血圧などの生活習慣病に関与すると考えられている栄養素に設けられた項目であり、主に三大栄養素(n-3系、n-6系脂肪酸を除く)とNa,Kに設けられている。